伝統的な商売が潰れないために、今、コロナ終焉後に備えておくべき4つのこと

学校では教えてくれない大切な考え方 日本の商売

今、コロナでお客が減り、接客業を中心に大きなダメージを受けていると思います。

「日本人が大好きな日本を創る」

日本には、素晴らしい物、文化などたくさんあります。
壊すのは簡単ですが、続けるということは、とてつもない努力と、何より期間が必要です。
200年以上続く企業は、国内で3000社以上、世界で5586社ある中の過半数以上は日本企業でダントツです。
そんな素晴らしい日本で長く続く企業は、一社たりとも減らしたくありません。

これだけ素晴らしい日本の企業も、現在コロナの影響で、伝統的な旅館業やお土産屋など、インバウンドを見越して商売を伸ばしてきた産業にとっては、信じられない事態となっていると思います。

本来であれば、どうしようもない事態、コロナが終焉するのをじっと待ちたいところです。
しかしながら、旅館業やお土産屋などの日銭商売は、一日も待ってはくれません。
毎日、少しずつ積み上がる売上こそが重要になってきます。
とはいえ、お客様が来なければ、何もしようはありません。

しかし、この状況下において、儲かっている業界もあります。

そこで、そのような不況下でも儲かるエッセンスも取り入れ、この状況下においてもやれること、やるべきことを書いていこうと思います。
日本の素晴らしい伝統の商売においても、ここで、長く営んできた商売を畳んでしまうような事態は、なんとしても避けたいと思っています。私の周りには、飲食や、旅館業など、直接お客様とやりとりする事業が大打撃を受けています。
そこで、コンサルティングをしている立場から、その人達が今、どのようなことに取り組んでいるかをシェアして、
コロナ終焉後へ向けて、日本の企業が潰れずに、むしろ、共に乗り越えてより良い状態になるようになっていけたらと思っています。

目次

  • ①これまでの、ビジネスにおける強みを分析し、書き出す
  • ②その中で、最も売上を上げているものから順番に書き出し、分析する
  • ③形を変えられる物は何かを書き出す
  • ④ホームページを見直し、手直しする

①これまでの、ビジネスにおける強みを分析し、書き出す

まずは、これまでのビジネスにおいて、強みを書き出してみてください

リアル店舗の事業が1番のダメージを受けていると思います。
しかし、これまで、来てくださったお客様や、今でも応援してくださるお客様がいると思います。
それらの方々が、何を望んでお客様になってくれたのか?
その自社の強みとはなんなのか?
とことん向き合って、書き出してみてください。

例えば、浅草のお土産屋さんなら、
浅草という土地、そこにふさわしい伝統的なお土産などになると思います。

これは、浅草という土地だから、お土産が売れているということが存分に考えられます。
だったら、浅草という土地の魅力とはなんなのか?
そこから今一度考えてみてください。

浅草の方と以前、話をした時、「浅草というだけで人がたくさん来るからねぇ」と話をされていました。
では、それはなぜなのか?なぜ浅草にはたくさんの人が集まるのか?
浅草の魅力を書き出してみてください。そこに、自身の商売がリンクしてうまくいっているはずです。
その中に、商売がうまくいっているヒントがあります。
それらの強み全てを書き出してみてください

②その中で、最も売上を上げているものから順番に書き出し、分析する

「ほとんどの商売は、2割のサービスで、8割の売上を占めている」と言われています。
では、その2割の強みとはなんなのか?
その強みから順番に書き出してみてください。
そのことにより、自社にしか出来ないことがはっきりしてくると思います。

③形を変えられる物は何かを書き出す

ここが一番重要なポイントになってきます。

ダーウィンの進化論において、
「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるものでもない。
唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。」
と書かれていますが、
今、人類はまさに大きな変化をしようとしています。

これだけ、経済が止まってしまっている中で、もし、今自粛が解けたとしても、
同じ状態にすぐには戻れません。
何ヶ月かの時間を要すると思います。
また、これまでと全く同じような状態には、おそらく戻らないでしょう。
それを待っている時間はありません。同じ状態でいるわけにもいきません。
なので、こちらから、どんどん変化を加えていくしかありません。

例を挙げましょう。

時代の流れで変わる事業内容

任天堂という会社
1889年に創業
元々は、花札やトランプを扱っていました。
ところが、今は世界中の人が「ファミリーコンピューターの会社」と思っていると思います。
娯楽に関する様々な事業を展開していることは変わりませんが、その中身は、時代に応じて変化しているんですね。

このように、
持っているリソースを最大限活用して、時代の流れに乗っていく必要があります。

そのためには、
『自社の強み』『これからの世の中の経済』を一度、改めて予測し、修正していく必要があります。

島田紳助さんが語る成功法則:
島田紳助が若手芸人に語った成功する為の11の方法
の中でも、書きましたが、自分の強み×世の中の流れ
が、必要です。
会社であれば、自社の強みと時代の求めるニーズ
今一度、そのあたりを見直してください。

そして、長く商売を続ければ続けるほど、強みの中には、必ず入るものがあります。
それは、名簿(リスト)です。

かつて、江戸時代の呉服屋は、命の次に大事にしていて、
火事の時には真っ先に持って逃げるくらい重宝していました。
「商売は名簿で始まり、名簿で終わる」という言い伝えられる格言があるくらい重要なものが名簿(リスト)になります。

ここに、次なる変化へのヒントは必ずあります。

④ホームページを見直し、手直しする

そして、それらが明確になったら、現在のホームページを見直してみてください。
ホームページがなければ、簡単でも良いので、作ってみてください。

今でしたら、無料で作れるサイトがたくさんあります。

『Jimdo』
伝統的な商売の為の無料ホームページ作成『ホームページ.com』伝統的な商売を続ける為に無料ホームページ作成
ホームページは、あるだけで、全世界へPR出来る、物凄いツールです。
仮に、得意でなくとも、誰かに任せれば良いだけです。
ただ、これを使わない手はありません。

今、インターネットを活用したオンライン飲み会なるものも流行ってきています。
自粛で、家で待機しているので仕方ありません。

ただ、そういう状況からも、インターネットの需要はますます増えていっていることが伺えます。
もはや、「コンピュータには頼らない」と言っている時代ではありません。
絶対に必要な時代がすでに訪れています。
事実、ほとんどの方がスマートフォンをお持ちだと思います。

この手段がある以上、活用して、「変化」に適応していける準備を行ってください。

まとめ

ここまでお話ししてきましたが、ポイントは、
自社の強みと、世の中の流れをキャッチして、変化していくことです。
すでに、商売をしていれば、そこにヒントは必ずあります。
でも、何もしなければ、何も変化はありません。
変化出来ず滅びてしまいます。
アイデアがなければ、いつでもご相談ください。
相談は、無料で行っています。
メール✉️:ウェブ相談窓口

この大きな変化であっても、絶対に生き延び、より形を変えた素晴らしい商売が出来るように、今の自粛の期間を過ごしていけたらと思っております。